安良川宿から神岡宿



H.22年日(月)

晴れ 気温27

安良川足洗磯原神岡


 

今回は高萩から北茨城まで、およそ18kmの道のりでした。
この地域では「岩城海道」、「東海道」、「奥州東通り」とも呼ばれていて、
北宿並木一本松は、「街道最後の松」と言われ、慶長
11年に植えられたそうです。
残念ながら枝の崩落などの危険性があるために平成
22418日伐採したそうです。
赤浜には「長久保赤水(ながくぼせきすい)誕生地」と書かれた大きな石碑があり
伊能忠敬よりも前に日本地図を作った人だそうです。

国道沿いは、工業団地のコンクリートの土手には「ど根性タンポポ」があり、
木工所では工芸教室を開いていて目の保養をさせていただいたり、
塩釜神社はお社と鳥居が線路で分断されていたり、
神岡上では一里塚を見つけることができました。
旧街道へ入ると敷地の広い屋敷や「門かぶり」の松もあったり、綺麗な水が蓋もなく流れ、
幟旗を立てる柱が宿場を思い起こさせます。
今回は潮の香り、花や木、そして下水や綺麗な水路などいろいろな匂いを感じながら歩きました。
住んでいては分からないことだと気をつけたいと思います。

出 発

到 着

天 候

 所要時間

 推定距離 

歩 数

高萩10:10

北茨城15

晴れ

時間0分

1.5km

 30,156


前回の続きで高萩駅を出て陸前浜街道へ

本日の出発地高萩駅入り口交差点から出発します。

「北宿並木一本松」を右に、巨大な馬頭観世音碑を左に見て、

国道6号へ向かいます。

「行人塚」というバス停もあり旧街道を偲ばせます。

「枡形」というバス停の先は、大きな道路が交差して複雑ですが、

まず右に折れて、道路下のトンネルをくぐり、

小さい十字路を右に曲がり、国道6号へまた右に入ります。




 「北宿並木一本松」の案内板

この松は、「岩城海道」、「東海道」、「奥州東通り」
と呼ばれていた高萩地方の海岸線を通る街道に、
慶長11年に植えられた松並木のものと言われています。
寛政元年(1789年)には72本の松が残っていました
と書いてありますが、
残念ながら北宿並木一本松を枝の崩落などの危険性があるために
平成22418日伐採したそうです。

北宿並木一本松は、「街道最後の松」として多くの人々に
親しまれてきましたが、
マツノザイセンチュウ病(松くい虫)の被害により立ち枯れてしまい、
平成22年3月10日付けで市指定文化財を解除しました。
                       (
高萩市HPより)


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旧街道は途中の工業団で途切れてしまっているそうですので、

赤浜交差点まで国道6号を歩き、右に曲がり旧街道へ戻ります。

左手に琵琶塚古墳の案内標識があり、その先を道沿いに左へ行きます。

この角を右に行くと願成寺というお寺さんがあります。

道幅も狭く、車がほとんど通らない静かな

旧街道の情緒たっぷりの道です。

右手には海が見え、潮風が気持ち良いです。

左手に「
長久保赤水(ながくぼせきすい)誕生地」と書かれた

大きな石碑があり日本地図も書いてありました。

長久保赤水は江戸中期の学者で、伊能忠敬よりも前に

日本地図を作った人だそうです。

民家が途絶え、野道を行くと右手に石垣の上に黒板塀が続き、

立派な門構えの家が長久保赤水在宅跡だそうです。


長久保邸を過ぎてすぐ国道6号と接し、北茨城市に入ります。

すぐ先南中郷駅入り口交差点で、国道6号から左手に入って行きます。




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再び静かな旧道で、左に南中郷駅が見えます。

塩田川を渡って、粟野交差点で国道6号と合流します。



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国道6号を暫らく歩き、街道左手の山の上に塩釜神社が見えます。

お社は鳥居と線路で分断されています。

ここで国道6号と分かれ、左へ曲がり「第一足洗踏切」を渡ります。


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常磐線と国道6号を右に見ながら並行して歩き、足洗宿に入ってきます。

火の見やぐら?や敷地の広い家と左右の綺麗な水路が印象に残ります。

また幟端を立てる柱も旧街道宿場を思われます。

その先二股を右に曲がって、踏切を渡りますが、

その曲がり角に石塔群があり、東西南北の主要地点への

里程標になっていたようです。

「北 下櫻井、磯原、大津、平潟ヲ経テ平町ニ至ル 約四十粁 十里」

などと書かれています。

踏切を渡って、国道6号に合流します。


北茨城消防署前信号右手に大きな馬頭観世音等があり、

その先大北橋で大北川を渡ると、左手は磯原駅です。

道路標識に「仙台188km 原町113km いわき36km

と書かれています。

今日はここまでの予定でしたがまだまだ陽が高く、

もうひと頑張りと北茨城を目指します。

北茨城市は「野口雨情」の故郷として知られています。
                
北茨城市観光情報

「なみひらばし」とありますが橋がありません。

マンホールのふたは「六角堂」がデザイン化されています。

月曜日休館の野口雨情会館を過ぎると立派な地蔵堂があります。

二ツ島が見えますが、鵜の被害かだいぶ枯れてしまっているようです。

小公園に「通りゃんせの像」があります。 





そのまま国道6号を行くと、神岡上の交差点の手前250mの所に、

神岡一里塚があります。

「史蹟神岡一里塚」と書かれた石標があり、

少しこんもりと盛り上がっています。

久しぶりに見つけられた「一里塚」でした。

国道6号「神岡上」交差点を左に入り神岡宿入ります。

今は県道155号になっています。



敷地も広く、旧街道を歩っていてもあまり見掛けなかった

「門かぶり」にしている松がある門構えの立派な家が多く見られました。

右手に大きな稲荷神社があり、江戸上川を渡ると、民家は途絶え、

田園風景が広がります。

里根川を里根橋で渡って五浦変電所前交差点で、

街道を離れて右に曲がり、大津港駅へ向かいます。

本日の行程はこれで終了です。

駅前には赤れんがの倉庫がありました。





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